声優養成所を選ぶポイント、「声優事務所がほしい人材」という視点から
声優事務所、養成所の選び方
今回は、声優事務所、声優養成所の選び方についてです。
声優を目指すにあたり、声優事務所がもっている直営の声優養成所や、系列にあたる声優養成所への入所を考える方も多いでしょう。
かく言う私も、アニメに強い声優事務所に所属したい!という気持ちで調べていった結果、現在の声優養成所に入所することを決めました。
また、金銭的な面などを考えて養成所を検討するという方も多いはずです。
そんななか、今回は声優事務所、養成所の目線になって、所属として選びたい人の特徴について書いていきます。
事務所視で自分が所属に選ばれやすいところに入所することを検討してみませんか?
声優事務所が求める人材の特徴
これは、私が今の養成所に入所して最初のレッスンの際に、講師の先生が仰っていたことです。
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ずばり、事務所が欲しい人材とは、
- その時、事務所で欲しい声質、人材であること
- 全体的に優秀な人
- マネージャーから見て光るものがある人
- 伸びしろがある人
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この4つの条件のいずれか、または複数に当てはまる人です。
具体的に見ていきましょう。
1.その時、事務所で欲しい声質、人材であること
具体的には、声に特徴がある人や、似たような声の所属声優がいない人ということです。
現在、数多くのアニメに出演している石川界人さんも以前あるインタビュー記事のなかで
自分の声に近い声優がいない事務所を探すため、各事務所の所属声優のボイスサンプルをきき漁っていた。
というような話をされています。
この様な観点からプロフィット養成所に入り、見事に所属にこぎつけたのですね。
養成所を考えるに辺り、元々声に特徴がある人であればあまり考えなくてもよさそうですが、それほど特徴的ではない声の人は、各事務所の所属声優のボイスサンプルを聞いてみるのは良い手です!
2.全体的に優秀な人
全体的にと言われても良くわからないと思いますが、私の通う養成所の場合にはレッスン内に行う、
・滑舌練習
・発声練習
・外郎売りの発表
・一人芝居、二人芝居の発表
・即興での課題(ナレーション原稿よみ、フリートーク)
・ボイスドラマなどの芝居の発表
等が評価の対象とされています。
滑舌はそのままですが、発声は大きい声がでるか、ロングトーンが出来るかなどが評価の対象です。
それぞれの項目において全体的に優秀な人が所属になるそうです。
3.マネージャーから見て光るものがある
これは、各事務所の売り出し方の特徴に左右される部分でもあります。
たとえば、
容姿が優れているので二次元と三次元が融合したような作品で、アイドル声優として売りだそう。
独特な感性があるから、ラジオをやらせてみると跳ねるかもしれない。
など、売り込みをする上でのビジョンが描きやすい人が選ばれます。
のびしろがある
これは、各レッスンのなかでどれだけ変化できるか、吸収する力がある人かどうかという視点です。
声優の養成所のレッスンでは、毎回自分が発表する、アピールする機会があるとは限りません。
ときには、人の発表を聞いている時間の方が圧倒的に長いという日もあります。
そのため、限られた機会のなかで自分がどれだけ変化しているか、
前回の注意を改善してきたか?
表現の工夫を考えてくるなどの宿題にしっかり取り組んできたか?
結果も過程も評価の対象になるので、次のレッスンまでに何ができるようになっていれば良いか、を毎回考えなくてはいけません。
養成所を選ぶ上でとくに重要になりそうなのは、
似たような声質の所属声優がいないか、
その声優事務所の売り出し方は、自分のやりたい方向にあっているか
この2点になりそうですが、他のポイントも意識してレッスンに挑みましょう!!